HDR

HDRとはハイダイナミックレンジ合成の事で、露出を変えた複数枚の画像の
適正露出を抜き取って合成して肉眼で見たのに近い画像にする技法です。
ですが実際には絵画的というか全然、見た目と違った表現になるので面白です。
合成の方法ですが一般的にはHDR処理が出来るソフトを使って行います。
私が利用しているソフトはPhotomatix Pro 3.0で簡単にHDR画像を作る事が出来ます。
また、このソフトはRAWファイル1枚からHDR画像を作成出来るので便利です。

通常は2EVステップで3枚撮影した画像を合成するのですが、
とりあえず手持ちのRAWファイルを利用してHDR画像を作成してみます。


この画像は室生寺の塔と手前の石楠花を入れて撮影しましたが、
やや逆光ぎみだったので空の色が出るように露出すると、
塔がアンダーになってしまい残念な結果でした。





こんな写真こそHDRだ！と早速、処理を行ってみます。


おお！なんか絵みたいだけどスゴイｗ
RAWから合成が原因なのかノイズが少し酷いですが、
とってもカラフルで面白い写真になりました。





トーンマッピングという処理を行ってHDR画像を作るのですが、
色んなパラメーターがあって、もっとナチュラルな感じや
CGのようなギトギトした感じにも出来るので楽しめます。
私的にはHDRなんでクドイほうが面白いと思ってます。